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イトーヨーカドー福住・函館店内のファミレス「ファミール」も9月30日閉店

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 イトーヨーカドーの「福住店」(札幌市豊平区)と「函館店」(函館市)に入っていたファミリーレストラン「ファミール」が9月30日で閉店する。本州4店舗の「ファミール」も同日に閉店することになっており、全国から「ファミール」の灯が消える。(写真は、7月で閉店したイトーヨーカドー琴似店内の「ファミール」)

「ファミール」は、1972年にイトーヨーカ堂が設立した外食子会社「ヨークフードサービス」が最初で、81年に「ファミール」名称に変更。2007年にセブン&アイ・ホールディングス(本社・東京都千代田区)の飲食部門グループ3社が統合してセブン&アイ・フードシステム(本部・同)の運営になった。

 10年ほど前には全国100店舗を超えていたが、近年は閉店が相次ぎ、道内でも今年に入ってから5月に「旭川店」(旭川市)と「札幌店」(札幌市中央区、ラフィラ8階)、7月28日には「琴似店」(札幌市西区)も閉店になった。残りは「福住店」と「函館店」の2店舗だったが、遂に2店舗とも9月30日で営業を終える。「福住店」では、「ファミール」と一緒に出店している「芝のら~めん屋さん」も同時に閉店する。

 同じくセブン&アイ・フードシステムがイトーヨーカドー店舗内で展開するラーメン、たこ焼きなどのファストフードショップ「ポッポ」も全国的に閉店が続く。道内でも5月「旭川店」、7月「琴似店」が閉店、残りは「恵庭店」(恵庭市)、「屯田店」(札幌市北区)、「帯広店」(帯広市)、「北見店」(北見市)の4店舗。「恵庭店」は9月29日でイトーヨーカドーが閉店するため「ポッポ」も閉店となる。
「ファミール」も「ポッポ」も、イトーヨーカドーには不可欠なファミレスやファストフード店だった。長年親しまれてきた当たり前のブランドが姿を消していくことに消費の変化が表れているということか。


外国人観光客向けに外貨両替機導入や免税販売、「マックスバリュ倶知安店」リニューアル

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 マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は7日、虻田郡倶知安町の「マックスバリュ倶知安店」(南11条西1丁目30)をリニューアルオープンさせた。外国人観光客が多く訪れる倶知安ニセコ地区に立地しているためお酒やチーズの品揃えを拡大、外貨両替機の導入や免税販売も実施する。(写真は、新たに導入した外貨両替機=左)
(写真は、インストアベーカリーコーナーで新発売を始めた「台湾ドーナツ」)
(写真は、北海道のワイナリー製造のワインやイオン直輸入ワインを中心に品揃えを増やしたリカーコーナー=写真はいずれもマックスバリュ北海道提供)

「マックスバリュ倶知安店」は、2003年10月に開店。今回の改装では買い物客の要望に応えて味や品質にこだわった商品の品揃えを充実、まとめ買い用として飲料の箱売りコーナーも設けた。
 野菜売り場では有機JAS認定を受けたグリーンアイオーガニック野菜のトマト、たまねぎ、しょうがなどを新たに品揃え。店舗近郊で収穫されたじゃがいも、にんじん、長ねぎなど新鮮な野菜も販売する。果物売り場では、余市町や仁木町のナイアガラ、キャンベルなど旬のぶどうも品揃えする。

 水産売り場の鮮魚コーナーでは、生するめいかや生鮭など岩内漁港に水揚げされた新鮮な魚介類を用意。畜産売り場の牛肉コーナーには平取町で生産されたA5ランクの「びらとり和牛」、一定期間飼料に玄米を与え、口どけの良い肉質が特徴の「きたの玄米牛」、脂肪が少なくさっぱりした味わいの赤身肉「タスマニアビーフ」を品揃えする。

 惣菜売り場では、鶏もも肉を使用した「でっかい唐揚げ」を夕方より数量限定で販売、米飯コーナーでは「黒胡椒香る合鴨重」、「鮭はらこ飯」を新発売。インストアベーカリーの売り場では、台湾発祥で外はザクザク、中はふんわり食感のドーナツに練乳シュガーをまぶした「台湾ドーナツ」を新発売。

 店舗に隣接してファーストクラス風のカプセルホテル「ファーストキャビンニセコ」もあり、外国人観光客の利便性を図るため新たに外貨両替機の導入と免税販売も始めた。外貨は12通貨に対応。
 営業時間は午前8時から午後11時、店舗面積は約606坪(2002㎡)、駐車台数は160台。

「北海道産農産物のカクテルコンクール2019」、知事賞にオーセントホテル小樽・尾中祥太氏

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「北海道産農産物を使った全国カクテルコンクール2019」が8日、札幌市中央区のロイトン札幌で開催された。一般社団法人日本ホテルバーメンズ協会北海道支部が主催しキリンビール北海道統括本部、キリン・ディアジオ、コープさっぽろが協賛しており今年は7回目。昨年は北海道胆振東部地震で中止となったため18年のファイナリスト10人と19年のファイナリスト5人が創作カクテルの実演を行い、最高賞の北海道知事賞やコープさっぽろ賞などが決まった。(写真は、バーテンダーの部で北海道知事賞を受賞した尾中祥太氏)
(写真は、一般の部でコープさっぽろ賞を受賞した佐々木洋美さん)

「北海道産農産物を使った全国カクテルコンクール」は、11年5月13日に制定された「カクテルの日」の記念事業として12年から始まった。キリン・ディアジオが指定する酒類と北海道農産物を使用してカクテルを創作するコンクールで、バーテンダーの部と一般の部に分かれる。バーテンダーの部は毎年使用する農産物が変わり、一般の部はコープさっぽろで扱っている北海道産農産物であれば何でも構わない。

 今年の指定酒類は「ジョニーウォーカーブラックラベル12年」か「スミノフTM2ブラック」、指定の農産物はかぼちゃ、とうもろこし、にんじん、きゅうり、だいこんで、使う農産物は単一、複数の制限はない。
 この日、バーテンダーの部では15人が3人ずつ壇上で創作カクテルを実際に作り、審査員6人の審査により各賞が決定、一般の部は書類選考で各賞が決まった。会場では実演の後に15人が創作したカクテルの振る舞うパーティーもあり、参加者たちが投票するオーディエンス賞も設けられた。

 バーテンダーの部で最高賞の北海道知事賞に選ばれたのは「オーセントホテル小樽」(小樽市)トップラウンジポールスターの尾中祥太氏で作品名は「コーンシェルジェ」。道農政部の大西秀典・食の安全推進監から賞状と記念品を授与された尾中氏は、「本当にびっくりしている。まさか自分が選ばれるとは思っていなかった。僕がいただいて良い賞なのかと。手応えはなかったが、オーディエンス賞にも選ばれ皆さんに飲んでいただけたのがうれしかった」と涙ぐみながら話した。「コーンシェルジェ」は北海道産のとうもろこし、生クリームを使用したカクテルで、とうもろこしのヒゲの部分もフライにして使っている。

 また、一般の部の最高賞であるコープさっぽろ賞に輝いたのは石狩市の佐々木洋美氏で作品名は「実のり」。コープさっぽろの大見英明理事長から賞状と記念品を手渡された佐々木氏は、「石狩市で農業研修生をしており21年にミニトマト農家として就農予定。ミニトマトは形が悪かったり、サイズが小さかったりするとハネ品になるので、そのハネ品を利用できないかとカクテルを考えた」と喜びを語った。

 なお、その他の各賞受賞者と作品名は次の通り。
■バーデンダーの部
・2位北海道経済連合会会長賞 金井菜美子氏(札幌市「BAR MADURO」)「かぼちゃのチャチャチャ」
・3位札幌商工会議所会頭賞 笹崎あづみ氏(千歳市「The Earth ROOK&Tarry新千歳空港」)「ノース・ビューティ」
・入賞HBA特別賞 吉本彩乃(福岡市「ホテルニュータニ博多」)「ジョニーズ・ファーム」)
・オーディエンス賞 尾中祥太氏

■一般の部
・2位日本ホテルバーメンズ協会賞 片山真理恵氏(札幌市)「枝豆のデザートカクテル」
・3位キリン・ディアジオ賞 明石奈子氏(札幌市)「太陽のビシソワーズ」
・入賞キリンビール賞 神谷明菜氏(札幌市)「フォーシーズンズ」
・入賞キリンビール賞 菊池功氏(小樽市)「ホワイトハーベスト」

(写真は、バーテンダーの部の表彰式、左から金井菜美子氏、尾中祥太氏、笹崎あづみ氏、吉本彩乃氏)
(写真は一般の部の表彰式。左から2人目はコープさっぽろの大見英明理事長)

国分北海道、長期熟成ブランデー仕込み梅酒「島梟“梅”32年」を数量限定で発売

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 国分北海道(本社・札幌市中央区)が自信を持って国内外に紹介する酒類の商品として、メーカーと共同開発しているオリジナルブランド「島梟(しまふくろう)」。そのシリーズの第3弾として、長期熟成ブランデー仕込み梅酒「島梟“梅”32年」を20日から約2000本の数量限定で発売する。(写真は、「島梟“梅”32年」)

「島梟」シリーズは、北海道内で生産されている酒類の中で高い評価を得ており、シリーズ第1弾は、昨年2月にリリースした「十勝30年貯蔵ブランデー」2品、第2弾は今年6月にリリースした「島梟 甘熟SWEET RUBY 20年」。売上金の一部を、絶滅危惧種であるシマフクロウの保護活動を実施している「北海道シマフクロウの会」に寄付している。

 今回数量限定発売する第3弾は、梅酒の概念を超えた「長期熟成ブランデー仕込み梅酒」。希少な道産青梅と十勝池田町が生産した1987年製造の「島梟ブランデー」で仕込んだ梅酒を更に2年間樽熟成させ、加水や酸味料添加を一切行わずに原酒のまま瓶詰した本格梅酒。

 製造してから32年を経た島梟ブランデーの芳醇な味わいに、道産青梅のきりりと爽やかな酸味が加わることで、爽やかさと風格を合わせ持つ円熟の極みとも言えるお酒が誕生した。
 内容量は500ml、希望小売価格1万円(税別)、アルコール度数18度。

DCMホーマック、札幌・中央区に2店舗目、「桑園店」2020年4月オープン予定

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 ホームセンターのDCMホーマック(本社・札幌市厚別区)は、札幌市中央区で2つ目の店舗としてJR桑園駅前に「DCMホーマック桑園店」を出店する。旧日本通運札幌西支店跡地に建設中でオープンは2020年4月になる見込み。(写真は、「DCMホーマック桑園店」の建設現場)

 旧日本通運札幌西支店跡地は中央区北10条西16丁目1番2にあり、敷地面積は約2331坪(7693・87㎡)。昨年、日通が賃貸先の入札を行い芙蓉総合リース(本社・東京都千代田区)の提示した賃借案が選ばれた。

 芙蓉総合リースが店舗を建て、DCMホーマックが賃借する形で出店する。建築面積は約1788坪(5903・57㎡)で、そこに鉄骨造、2階建ての店舗を建設。1階が店舗、2階は駐車場になり延べ床面積は約1828坪(6033・49㎡)、店舗面積は約1369坪(4520㎡)。駐車台数は2階が144台、1階が13台。設計、監理はランドブレイン(札幌市中央区)、施工はナカノフドー建設(本社・東京都千代田区)北海道支店(札幌市中央区)。
 
 DCMホーマックは、中央区で「旭ヶ丘店」(南9条西22丁目)を展開。同店は16年12月に4階建て(1~2階店舗、3~4階駐車場)に建て替えられた店舗で店舗面積は約1815坪(5990㎡)。「桑園店」はそれよりもやや小ぶりの店舗となるが、都市型ホームセンターとして桑園地区住民の需要を取り込む。

経産省、キャッシュレス還元でコープさっぽろを翻弄

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 経済産業省は9日、10月1日より施行される「キャッシュレス・消費者還元事業」について、「コープさっぽろ(本部・札幌市西区)の加盟店登録は認められない」とコープさっぽろに通知した。(写真は、コープさっぽろ本部)

 経産省は6日午後、コープさっぽろに電話で「9日午後に伺う」という旨を伝えたという。コープ側担当者が理由を問うと、「キャッシュレス・消費者還元事業の加盟店登録申請が認められないことを伝えるため」ということだった。

 コープさっぽろは、キャッシュレス・消費者還元事業の加盟店登録条件を満たしていたことから7月上旬に経産省に加盟店登録を申請、組合員に5%還元する告知も9月2日から始めていた。コープは「登録は9月末ぎりぎりのタイミングになる」として、宅配トドックの口座振替利用者にキャッシュレス決済への切り替えを案内していた。

 9日午後5時に経産省商務・サービスグループ消費・流通政策課キャッシュレス推進室長と道経産局職員がコープさっぽろ本部を訪ね、「貴組合は実質的に大企業と同視できる事業規模と考えざるを得ず、登録は認められない」と口頭で伝えた。

 コープ側は、既に組合員に告知していることから根拠を問うと、補助対象外となる事業者のうち、『本事業の目的・趣旨から適切でないと経済産業省及び補助金事務局が判断する者』に該当することを示した。

 キャッシュレス・消費者還元事業で5%還元を進めてきたコープさっぽろの米内徹常務理事は「組合員に還元するのが主旨で6月から準備を進めてきたのに残念。10月1日以降は競合他社の動きを見ながら施策を考えたい」と話す。

 本省の所管責任者であるキャッシュレス推進室長自らが、コープ本部に通知するために出向かざるを得ない程この問題が大きいことを示している。加盟店登録の基準が曖昧でコープさっぽろと同様の混乱が起きている可能性は高い。
 コープさっぽろの所管は、通常は厚生労働省で経産省と日常的な接触はない。一方、一般的なスーパー事業者の所管は経産省。所管官庁の違いがずれを生じさせた面があったとも考えられる。

イオン北海道の8月売上高、既存店101・5%

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 イオン北海道(本社・札幌市白石区)の2019年8月の売上高前年比は、既存店が101・5%、全店売上高が101・6%となった。7月の前年割れから盛り返した。(写真は、イオン札幌発寒店)

 衣料は7月の91%台から一転、107%へと大きく伸長、住居余暇部門も7月から一転、前年を超えた。一方、売り上げの6割を占める食品は2ヵ月連続で前年を割り込むなど振るわなかった。

 部門別の売上高前年比は次の通り。
■衣料(レディース、服飾、キッズ、インナー、メンズ)
既存店 107・2% 全店 107・2%
■食品(グロサリー、デイリー、農産、水産、畜産、デリカ、催事)
既存店 99・6% 全店 99・8%
■住居余暇(家電、文具、サイクル、携帯電話、ホームファッション、ヘルス&ビューティーケア)
既存店 103・6% 全店 103・6%

道の駅「コスモール大樹」の食品スーパー、コープさっぽろ承継

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 広尾郡大樹町の道の駅「コスモール大樹」に入店しているスーパー「コスモフード大樹店」をコープさっぽろ(本部・札幌市西区)が承継、10月から「コープさっぽろたいき店」として運営する。(写真は、「コスモール大樹」=右の建物、同施設のホームページより引用)

 道の駅「コスモール大樹」は2002年3月に開業、8月に道内75番目の道の駅として登録された。この道の駅に入店している「コスモフード大樹」は開業時から地元の大樹協同商事が運営してきたが、10月1日にコープさっぽろが事業を譲り受け、「コープさっぽろたいき店」として運営する。
 店舗面積は約200坪で従業員は継続雇用する。店舗設置者は大樹町商工会で、コープさっぽろが賃借する。年商7億円弱を計画している。

 コープさっぽろは、十勝地区では宅配トドックが中心事業で、店舗は帯広市内に2ヵ所と中川郡幕別町の「さつない店」の3店舗のみ。今回、「コスモフード大樹店」の事業を譲り受けることにしたのは、大樹町を含む帯広南東部エリアに店舗を設けることで組合員の買い物機会を創出し、商品・サービス提供、組合員同士の交流を進めるのが狙い。
 


北海道から姿消す!ステーキ・ハンバークの「カウボーイ家族」、9月30日「菊水元町店」閉店

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 ステーキ・ハンバーグ、サラダバーのファミリーダイニング、「カウボーイ家族・菊水元町店」(札幌市白石区菊水元町5条1丁目8ー1)が9月30日午後4時で閉店する。これによって「カウボーイ家族」は北海道から姿を消す。(写真は、「カウボーイ家族・菊水元町店」)

「カウボーイ家族」は、外食やホテル事業のロイヤルホールディングス(本社・福岡市博多区)子会社、ロイヤルホスト(同・東京都世田谷区)が展開している外食チェーン。2010年12月、東京練馬区に1号店を出店、12年から全国展開を開始し北海道にも店舗を構えた。

 キャラクターはテキサスのカウボーイ一家「ハリス家」の家族たちで、「ハリス家」のホームパーティに招待された雰囲気を店内に漂わせている。ホールスタッフもスカーフとテンガロンハットを着用、飲食にストーリー性を持たせたチェーンとして人気があった。

 北海道には、「福住店」と「菊水元町店」の2店舗があったが、「福住店」は2017年10月31日で閉店。その後、店舗は解体されて現在は「焼肉徳寿」の「福住店」になっている。

「菊水元町店」は、南7条・米里通と環状通の交差点の西南角にあり、12年6月1日にオープン。駐車場も広く入りやすい店舗だったが、9月30日で閉店、7年間の営業を終了、北海道から撤退する。なお、「カウボーイ家族」は関東、関西、中部、九州、沖縄などに27店舗を展開している。

アークス子会社福原、西友出身の鷲平雅保氏が取締役就任

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 アークス(本社・札幌市中央区)子会社の福原(同・帯広市)は、11日に開催した臨時株主総会とその後の取締役会で西友(同・東京都北区)出身の鷲平雅保氏(60)を取締役に選任した。(写真は、帯広市の福原本社)

 鷲平氏は室蘭市出身。道内の高校を卒業後、東京都内の大学に進学・卒業、西友入り。西友では店舗運営系を中心に今年まで在社していた。福原の新任取締役として店舗運営、営業、教育など業務全般を管掌する。福原が外部から取締役を招聘するのは旧ダイエー出身の丸山明元副会長以来。

 なお、福原の取締役は福原郁治代表取締役社長、福原朋治取締役会長、横山清取締役相談役・アークス社長、中村貴幸常務店舗運営部統括GMの4人から5人になる。

サッポロビール&アークス「花火缶」寄付金60万円を北海道シマフクロウの会に寄付

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 サッポロビールとアークスは11日、両社共同企画として今年4月22日から6月30日まで「ラルズ」や「東光ストア」など北海道、北東北のスーパー330店舗で販売したサッポロ生ビール黒ラベル「花火缶」(350ml)の売り上げの一部60万円を天然記念物、絶滅危惧種に指定されているシマフクロウを守る活動をしているNPO法人「北海道シマフクロウの会」に寄付した。(写真は、寄付金贈呈式。左から横内龍三・北海道シマフクロウの会理事長、猫宮一久・ラルズ社長、住吉徳文・サッポロビール博物館館長)

「花火缶」は、サッポロビールとアークスの共同企画第3弾でシマフクロウがアークスのコーポレートカラーを模した花火をバックに、ひょっとこの面を載せている姿をイメージにしている。パッケージデザインはアークス横山清社長のアドバイスを元にアートディレクターの野村ソウ氏が手掛けた。

 1缶の販売につき1円を北海道シマフクロウの会に寄付することを当初から企画、11日に販売数量60万本に相当する60万円を贈呈した。会の事務局がある札幌市中央区の北海道二十一世紀総合研究所会議室で贈呈式が行われ、ラルズの猫宮一久社長とサッポロビール博物館の住吉徳文館長が北海道シマフクロウの会の横内龍三理事長(北洋銀元会長)に目録を贈呈した。

 横内理事長は、「2013年に任意団体として会はスタートしたが、幅広い活動をするために今年2月NPO法人にして活動強化することにした。今回の寄付金を励みとして生物多様性の保全に一層努力したい」と述べた。なお、シマフクロウの個体数は現在約165とされ、この個体数では自然繁殖で生息場所を増やしていくのは難しい状況という。
(写真は、「花火缶」のキックオフセレモニー。2019年4月23日サッポロファクトリーで)

国産ピュアモルトウイスキー『岳樺』初披露、国分北海道が「2019酒類総合展示商談会」

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 国分北海道(本社・札幌市中央区)は11日、札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で「2019酒類総合展示会」を開催した。国分北海道の提案ブースのほか道内外132の酒造メーカーが地酒などの新商品を出展、量販店や一般酒販店、料飲店などから約600人が来場した。(写真は、国分北海道のオリジナル商品の国産ピュアモルトウイスキー『岳樺』)

 この酒類総合展示会は、国分北海道が毎年9月に実施、秋冬物の新商品提案を行う場としてスーパーやドラッグストア、酒販店、料飲店の台頭者などが来場する恒例イベント。
 国分北海道がオリジナル酒類として初披露したのが、国産ピュアモルトウイスキー『岳樺』(だけかんば)。北海道の食材に合うように国分北海道と本坊酒造(鹿児島市)が共同で開発したもので、蜂蜜やドライフルーツのような甘い香りと心地良いピートの香りがあり、滑らかな口当たりと豊かなコクを併せ持つモルトウイスキー。
 アルコール分43%で内容量700ml、4800円(税抜き)。国分北海道は、道内限定で初回3000本を道内土産店や空港売店、量販店などで販売する。

 また、食材の新提案としてアイヌの食を国分北海道の管理栄養士チームがアレンジしたメニューを出展。20年4月にオープンする白老郡白老町の民族共生象徴空間『ウポポイ』を機にさらにアイヌ文化への関心が高まると見て、スーパーなどの売り場提案として紹介。エゾシカ肉や鮭の料理、オハウ(煮込み汁)などを試供品として振る舞った。
 国分北海道の黒澤良一社長は、「消費増税で酒類の販売環境は見通せないが、商品提案、売り場提案を積極的に行っていきたい」と話していた。
(写真は、アイヌの食と酒の売り場提案ブース)

もりもと千歳新本店12月オープン、「シャモニーパフェ」「フレンチかすていら」など限定商品多数

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 菓子やパンの製造販売、もりもと(本店・千歳市)は2019年12月上旬に「もりもと千歳本店」をリニューアルする。今年創業70周年を迎えることから記念事業のメインとして建て替え、装いも新たにお目見えする。(写真は、「もりもと千歳本店」のイメージ図=もりもと提供)

 新本店のテーマは「森の中を散歩」で、建物は曲線を多く取り入れ、道路に面して広がりを持つ曲線状のガラス張りを採用。店内は木漏れ日が差し込む明るく開放的な内部空間とする。「森の中を散歩」しているようなイメージで和菓子や洋菓子、パン、ケーキなど店内の厨房と千歳市内の自社工場から直送される商品が並ぶ間を歩くことができる。見て、選んで、食べることを楽しめる空間を提供する。
 
 新本店の敷地面積は、約569坪(1878・59㎡)、建築面積約151坪(499・29㎡)で鉄骨平屋建て、延べ床面積は約150坪(496・53㎡)。投資額は非公表。設計、監理はストアームーデザイン事務所(東京都渋谷区)、施工は玉川組(恵庭市)。

 もりもとは、千歳本店のリニューアルに合わせて限定商品を販売。ロングセラー「シャモニー」のパフェやカステラを使ったフレンチトースト「フレンチかすていら」など、多くの限定品を用意する。

吉野家HD安部修仁会長が北海道経営未来塾で熱弁、「最悪期こそ全力で目の前のことに向き合え」

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 北海道から世界に羽ばたく経営者を育てようと産官共同で取り組んでいる北海道経営未来塾(塾長・長内順一元ニトリ特別顧問)の2019年度第4回の講座が12日、札幌市中央区の札幌パークホテルで開催された。講師は吉野家ホールディングス(HD、本社・東京都中央区)の安部修仁会長。今回も第3回に続き公開とせず35人の塾生を対象にした講座となった。(写真は、北海道経営未来塾で講演する吉野家HDの安部修仁会長)

 安部会長は、『吉野家V字回復の軌跡~逆境の経営学とリーダーシップ~』をテーマに90分間講演。福岡出身の安部氏はプロのミュージシャンを目指して1967年に上京、70年に吉野家にアルバイトで入り72年に正社員になって以降、会社更生法による再建時代やBSEで牛丼販売を休止した際の対応、次のリーダーを選ぶポイントなどを話した。

 安部氏は、吉野家2代目で実質的な創業者である松田瑞穂氏に心酔、『親父』と親しみを込めて呼んでいたことを紹介、「親父は吉野家を家族経営から事業に引き上げることを考えていた。私が入った時はまだ東京都内で5~6店舗。その時に早くも牛丼単品で全国200店舗を目指し、人材の調達と育成、組織開発に全力を注いでいた」と述べた上で、「親父は、『なくても良いものはなくて良い、ないよりあった方が良いものもなくて良い、なくてはならないものに集中特化する』ことを最優先した。それが吉野家の『はやい、うまい、やすい』の原点」と語った。

 急激に成長したため綻びが拡大して80年に倒産。吉野家は会社更生手続きによる再建を進めることになった。「それまでの成長とスピード重視の社風から対極に転換したが、モチベーションが起こらない時に社員たちをどう奮起させるか大いに悩んだ。例え論理を共有できてもそれを共感に高めないとモチベーションは上がらない。共感には“1on1”が必要。つまりフェーストゥフェースのアナログで話し合いしかない」と話した。

 その他、安部氏は「絶頂期に始めたことは失敗の起点になることが多い」、「良くなっていく起点は、どん底の時にも全力でやること。未来がわからなくても目の前のことに向き合いきっちりと実行することの連続性によって周りの風景が変わってくる」、「次のリーダーを選ぶ条件は、人を大切にする魂があるか、スキルが高いか、未来を想像していく力があるかの3つ」など、塾生に向けて熱く語っていた。

バローHD子会社アクトス、コンビニ型ジム「スーパーアークス新琴似」、「パストラル星置」出店

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 アークス(本社・札幌市中央区)と資本業務提携して「新日本スーパーマーケット同盟」を結成しているバローホールディングス(HD、本社・岐阜県多治見市)のスポーツジム運営子会社アクトス(同)は、11月1日にコンビニ型ジム「アクトスWill-G」を「スーパーアークス新琴似店」(札幌市北区)の敷地内と商業施設「パストラル星置」(同市手稲区)内にオープンさせる。
(写真は、「アクトスWill-G」の「スーパーアークス新琴似」=上と「パストラル星置」)

 アークスは、昨年12月にバローHD、リテールパートナーズ(本部・山口県防府市)と資本業務提携を締結、協業に向けた検討を進めている。今回のコンビニ型ジム「アクトスWill-G」の展開は北海道での協業第一弾となるもの。

「スーパーアークス新琴似店」の敷地内のジムは、別棟の軽自動車専門店「美使用軽専門店」が入っている建物の2階にオープンする。「パストラル星置」は、「スーパーアークス星置店」やホームセンターの「カインズ星置店」などが集積している商業施設で、ジムは東側の「西松屋パストラル星置店」跡に入る。

 営業時間は、2店舗とも平日午前10時から午後10時、土は午後9時まで、日祝は午後6時までで営業時間内なら何度でも利用できる。有酸素運動マシンのうちランニングマシンは30台、筋トレマシンは18台揃える。月会費は2700円(税抜き)。

 アクトスは、総合型のスポーツクラブ「アクトス」、コンビニ型ジム「アクトスWill-G」、女性専用フィットネス「ララ」など全国に146店舗展開(2019年3月末)。19年3月期の営業収益は131億5600万円、経常利益7億5000万円。


「AOKI札幌清田店」9月20日移転新築オープン

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 紳士服、婦人服、服飾品のAOKI(本社・横浜市都筑区)は、札幌市清田区の「札幌清田店」を移転新築、20日(金)にオープンさせる。旧店舗は今年6月23日に閉店しており、ほぼ3ヵ月ぶりに再デビューすることになる。(写真は、9月20日に移転新築オープカする「AOKI札幌清田店」)

 旧店舗は、清田区清田2条1丁目の国道36号線沿いにあったが、リニューアル時期になったため移転を決め閉店。新店舗は、そこから約1㎞離れた同区清田3条3丁目の羊ヶ丘通沿いにあったエネオスガソリンスタンド跡に建設した。店舗の設計、監理は大和ハウス工業北海道支社(札幌市東区)一級建築士事務所、施工は大和ハウス工業北海道支社。

 AOKIは現在、北海道で札幌市内9店舗を含む22店舗を展開しており、「札幌清田店」の移転新築オープンで全23店舗になる。なお、同業の青山商事(本社・広島県福山市)は、道内で札幌市内12店舗を含む34店舗を展開している。

 旧札幌清田店は9月下旬にAOKIグループのヴァリック(本社・札幌市清田区)が展開しているコミック、インターネット、カラオケの「快活CLUB札幌清田店」としてオープンする予定。

札幌商工会議所青年部主催、29日まで創成川ライトアップ

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 札幌の中心部を流れる創成川をイルミネーションや、発光ダイオード(LED)を入れた風船で輝かせる「創成川キャンドルストリーム2019」が、13日から始まった。札幌商工会議所青年部主催で、札幌が日本新三大夜景に選ばれたのがきっかけで始まった同イベント。3回目となる今年は29日まで約3週間にわたって行われる。
(写真は、「創成川キャンドルストリーム2019」でライトアップされた創成川公園)
 会場は、創成川に沿って整備された全長820メートルの創成川公園の狸二条広場から北1条通まで。午後6時30分から始まったイルミネーション点灯式には、フィギュアスケーターの小塚崇彦さんらが参加。司会者の「創成川キャンドルストリーム、点灯」の掛け声で1000個の光る発光ダイオード(LED)が入った風船が川に放流されると、集まった市民や観光客から大きな拍手が起きた。
 今年はSDGs(持続可能な開発目標)の周知を図る目的で、13日と28日に北海道電力本店ビルの窓ガラス96枚にも、17の目標を掲げてライトアップさせる。
(写真は、北海道電力本店ビル。SDGsの目標が窓ガラスに掲げられた)
 28日午後6時から始まるグランドフィナーレイベントでも、5000個のLED風船を放流するほか、光るノベルティグッズがプレゼントされる。

「銀座に志かわ」11月札幌進出、6ブランド集結で高級食パンのショーウインドーに

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 札幌に高級食パン「銀座に志かわ」が登場する。11月初旬、西区琴似の琴似商店街の一角に出店する。札幌では高級食パン専門店の出店が相次いでいる。「に志かわ」は6ブランド目で、札幌はさながら高級食パンのショーウインドーの様相だ。(写真は、「銀座に志かわ」の出店場所)

 銀座仁志川(本社・東京都中央区)が展開する「銀座に志かわ」は、2018年9月に東京銀座に1号店を出店。食パンを仕込む水をアルカリイオン水にしてカナダ産小麦粉を使用、はちみつや生クリーム、バターを配合することで独特の甘さを出している。『絹のようなしっとりした耳、淡雪のように口どけのほんのり甘い食パン』がキャッチコピーになっている。

 19年から全国でフランチャイズ店舗を拡大、東京、名古屋、京都、大阪、神戸のほか東北、九州、沖縄など現在までに23店舗を出店しており、9月中にさらに4店舗がオープンする。
札幌の店舗は、帯広プロパン(帯広市)の子会社TOMOSTELAS(同)が運営。出店場所は、琴似2条3丁目1ー1の「CHEST OHI BLDG」1階。JR琴似駅と地下鉄琴似駅間の琴似栄町通西側にあたる。

 札幌では高級食パン専門店の出店が続いている。17年9月に「乃が美はなれ札幌店」(中央区南2条西27丁目)が皮切りとなり、19年1月に「乃木坂な妻たち」(中央区北6条西16丁目)、同年3月には「ベーカリー・ワンカラット」(南区石山1条7丁目)、同年7月に「ル・ミトロン食パン」(中央区大通西24丁目)がオープンしており、9月中旬には「嵜本」(さきもと、中央区南13条西15丁目)が開店する。さらに「銀座に志かわ」の進出で2年足らずの間に一挙6ブランドが集結。札幌は高級食パンのショーウインドーと言えそうな状況だ。

セイコーマート「ホットシェフ」25周年、人気商品の復活投票

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 セイコーマート(本社・札幌市中央区)は、店内調理『HOT CHEF(ホットシェフ)』の第1号店から25周年を迎えることから、お気に入りのホットシェフ商品を期間限定で復活させる人気投票を実施している。(写真は、セイコーマート店内の『ホットシェフ』コーナー)

 店内で調理した安心できる作り立ての温かい弁当や惣菜をお客に提供することを目的にセイコーマート店舗に導入されている「ホットシェフ」。1994年12月に試験導入され、今年は25周年になる。

 食材や調理機器、調理方法の研究、改良を重ね、現在は常時30種類以上の作り立ての商品を提供している。作り立てで提供するため、保存料や食品添加物をできるだけ使用しない安心感に繋がってお客の支持を得ている。

 店内でご飯を炊き、カツを揚げて作るカツ丼はセイコーマート商品の中で売上金額1位、鶏肉一つひとつに丁寧に衣をつけて揚げるフライドチキンは全商品の中で販売数量1位となっている。現在、「ホットシェフ」の導入店は北海道・関東を合わせて926店舗。

 このほど25周年に際して、お客の「あの商品がまた食べたい」、「こんな商品を食べてみたい」という声に応える企画第1弾として『ホットシェフ25周年復活投票』を9月30日まで実施、投票獲得数1位の商品を期間限定で復活させる。お客に投票候補商品から復活させたい商品を選んでもらい、セイコーマートWEBサイト、公式ツイッターから投票してもらう。丼もの、おにぎり、フライドチキンのカテゴリーでそれぞれ投票獲得数1位の商品を復活させる。結果発表は10月末に発表、投票候補商品は各カテゴリで7品、全21品となっている。
 投票受付サイトは、こちら>>

完売続く「柳月」の「あんバタサン」、「なつぞら」・「おバタ餡サンド」のモデル?

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 十勝の菓子製造販売、柳月(本社・河東郡音更町)の「あんバタサン」の完売状態が続いている。道内各店舗や空港、駅の売店でも同様の状況で自社オンラインショップでも人気ランキング1位。「あんバタサン」ブームはいつまで続くのか。
(写真は、完売状態が続く「あんバタサン」の売り場)

 人気が爆発したのは、NHK連続テレビ小説「なつぞら」の8月8日と9日の放送で紹介された「おバタ餡サンド」に似ているということから。主人公の広瀬すず演じるなつの幼馴染、雪次郎(山田裕貴)が考案したのが「おバタ餡サンド」。雪次郎の実家の菓子屋は「雪月」で、「あんバタサン」を作っているのは十勝を代表する菓子屋「柳月」。「あんバタサン」と「柳月」は「雪月」のヒントになっているのだろうか。

 ちなみに菓子屋に「月」が付くのは多く、カーリングで火が付いた「赤いサイロ」の「清月」(北見市)、道央圏のスーパー「フードD」を展開する「豊月」(芦別市)も元々は菓子屋だった。

 ともあれ、「あんバタサン」はあの日以来、完売状態が続いている。「あんバタサン」自体は2018年夏から販売され比較的新しい商品。北海道素材にこだわったサクッとしっとりのあんバタークリーム入りのサブレサンドで、サブレにはオホーツクの塩を入れてほんのりした塩気を出している。バタークリームには風味の強い発酵バターを採用している。

 柳月のオンラインショップでは、注文してから発送到着まで3週間が必要という人気ぶり。「なつぞら」の効果と北海道の風土が相まって「あんバタサン」の物語性が好感されているのだろう。

 柳月は1947年創業で、65年に北海道開拓100年記念として販売を始めた「三方六」がロングセラー商品。「三方六」は、十勝産の専用小麦、卵、バター、砂糖を使用、2007年には道の「道産食品認定」を受けた。社員数は799人(18年10月現在)、売上高は約82億円(18年9月期)。

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